初心者にもわかるコンテンツSEO|SEOの歴史からメリット・施策・手順・効果・事例までわかりやすく解説

この記事でわかること

  • コンテンツSEOと今までのSEOの違い
  • コンテンツSEOが必要になるに至った歴史
  • コンテンツSEO具体的な施策方法や事例

Webマーケティングを進めるうえで欠かせないSEO。

その中でもコンテンツSEOと言われるSEO対策が主流となってきており現在の検索エンジンのアルゴリズムで、検索上位表示を獲得するには、欠かせません。

ただ、「そもそもコンテンツSEOって今までのSEOとはどこが違うの?」「コンテンツSEOって具体的にどうやるのだろう」と思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は、コンテンツSEOとは何か、SEOの歴史からメリット・施策・手順・効果・事例までわかりやすく解説していきます。

このページを読めば、コンテンツSEOの手法が分かり、効果的な施策を打つことができるようになります。

コンテンツSEOとは?

コンテンツSEOとは、端的にいうと、サイトやページのコンテンツ(内容)の質を高めることによって、検索結果で上位表示を狙う手法のことです。

コンテンツSEOでは、従来の被リンクやキーワードの数が大きな要因となっていた従来のSEO対策とは違い、ユーザーの利便性にフォーカスした施策が必要となります。

以下では、このコンテンツSEOのメリットとデメリットを紹介します。

コンテンツSEOはまさに正統派のSEO対策

コンテンツSEOのメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • 継続的な集客が見込める
  • ペナルティを受ける可能性が低い
  • SNSでの拡散を見込める

コンテンツSEOでは、従来のSEOのように、小手先のテクニックには頼りません。
よって、1つの検索キーワードでのページの順位が落ちたとしても、コンテンツの内容が受け皿となり、他のキーワードからは続けてアクセスを獲得することができます。

コンテンツを重視するので、キーワードを詰め込んだり、被リンクを無理に獲得したりということがないので、Googleからのペナルティを受けることがないというのもメリットです。

また、コンテンツSEOは、コンテンツの情報自体を充実させることにより上位表示を狙う手法であるため、結果的にユーザーの満足するサイトやページとなります。
継続的にアクセスを狙うことができる上、情報に価値があるので、SNSでも拡散されやすいといえるでしょう。

コンテンツSEOのデメリットは時間と労力の大きさ

コンテンツSEOのデメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • 効果が出るのに時間がかかる
  • コンテンツ作成に労力がかかる
  • 外注すると費用がかかる

コンテンツSEOでは、集客効果が持続するのがメリットですが、逆に効果が出るまでには時間を要します。
なぜなら、コンテンツSEOでは、Googleのクローラーにインデックスされ、評価が安定するまでに時間がかかるからです。

Googleの検索結果にインデックスされてから、各ページの情報を精査しながら、順位が決定していきます。

また、コンテンツSEOでは、コンテンツの中身が重要なので、自分でページを作成するのに労力がかかり、外注するとその分費用がかかるというのもデメリットの1つです。

ただ、これらのデメリットがある分、本当に質の高いコンテンツは、Googleに正当に評価され、継続的な集客が可能になるでしょう。

コンテンツSEOの歴史

コンテンツSEOが台頭してきた背景には、従来の小手先のテクニックが通用したSEOが衰退したということがあります。

従来のSEOでは、以下のようなブラックハットSEOと呼ばれる、検索順位を無理やり上げる手法が流行していました。

  • 大量に被リンクを獲得する
  • コピーコンテンツ
  • 隠しテキスト・リンク
  • キーワードを不自然に詰め込む
  • 検索エンジンとユーザーに異なるページを見せる

これらの手法により、質の低いページが多く作成され、検索結果画面を独占する状態が生まれました。

この状態に歯止めをかけるために、Googleは検索エンジンのアルゴリズムを変更する、以下の2つのアップデートを行なったのです。

ペンギンアップデート

故意に大量の被リンクが設置されたサイトにペナルティを与えた

パンダアップデート

コピーコンテンツなどの品質の低いサイトにペナルティを与えた

このアップデートを機に、Googleの検索エンジンは、小手先のテクニックで検索順位を上げようとするサイトの順位を落としました。

また、Googleの検索エンジンの技術も向上し、コンテンツの内容を読めるようになったため、コンテンツの質が重視されるようになったのです。

小手先のテクニックではなく、ユーザーの利便性を第一に考えた、内容重視のSEOが、現在のコンテンツSEOなのです。

コンテンツSEOの施策方法と手順

ココからは具体的なコンテンツSEOの施策について考えていきましょう。

コンテンツSEOの基本は、ユーザーにとって良質なコンテンツを積み重ねていくことです。

良質なコンテンツとは、具体的には、ユーザーの抱える悩みや疑問を解消することのできるコンテンツと言い換えていいでしょう。
ユーザーのニーズに答えられるコンテンツは、ユーザーに常に必要とされるので、アルゴリズムの変化にそれほど打撃を受けることがありません。

ユーザーの悩みや疑問を解決できる良質なコンテンツは、以下のような手順で作成します。

1. 紹介する商品・サービスの特徴を分析する
2. 紹介する商品・サービスのユーザーの悩みや疑問を洗い出す
3. 対策する検索キーワードを決定する
4. 競合サイトやページ、関連キーワードを分析する
5. 競合サイトやページより有益なコンテンツを作成する

このような流れで、ユーザーの悩みや疑問に対して、利便性の高い解答を持つコンテンツを作成していきます。
悩みに答えるだけでなく、競合のサイトや、関連キーワードを考慮したコンテンツを作ることで、網羅的な解答を用意することがポイントです。

ただ競合サイトを参考にするだけで終わらず、さらに情報を追加し、オリジナリティのあるページやサイトに仕上げましょう。

コンテンツSEOの事例

ここでは、コンテンツSEOの事例をご紹介します。
以下のサイトでは、コンテンツSEOを施し、実際にオーガニックサーチからの流入が増加傾向にあります。

SEOラボ

SEOラボ

SEOラボは、SEOに関する情報を発信しているサイトで、SEO関連の様々な検索キーワードで上位表示を獲得しています。
ブログやサイト運営の初心者にもわかりやすい、丁寧な説明で、ユーザーの利便性を考えたコンテンツが特徴です。

サイト立ち上げからしばらくアクセスは横ばいですが、コンテンツの中身が評価されたことで、順調にアクセスを増加させています。
サイト内のSEO関連のコンテンツが充実してきたことで、Googleの検索エンジンに専門性を評価されていることが要因ではないかと考えられます。

LISKUL

LISKUL

LISKULは、デジタルマーケティングを中心としたサービスを行っている会社「ソウルドアウト株式会社」が運営するブログです。
デジタルマーケティングのノウハウを中心に発信していて、そこからサービスや商品の成約に繋げています。

コンテンツSEOを行うことで、公開から半年で月間35万PV、2年で電子書籍のダウンロードの年間ダウンロード数800件、問い合わせを200件に伸ばしました。
こちらのサイトは、価値のあるノウハウを提供したことで、ユーザーの利便性が高まり、Googleからの評価を得られたのが、成功の要因といえるでしょう。

参考:https://bazubu.com/case/liskul

ベルリッツブログ

ベルリッツブログ

ベルリッツブログは、都内を中心にビジネス英会話学校を展開している企業「ベルリッツ」が運営しているブログです。
ビジネス英会話に関する総合情報サイトであり、役に立つ英会話のフレーズや、勉強法など、英会話に関する情報を掲載しています。

コンテンツSEOを行うことで、立ち上げ2年で月間65万PV、月間200件以上の問い合わせを獲得するまでに伸ばしました。
ベルリッツブログの成功の秘訣は、ユーザー目線に立って、ユーザーの悩みを解決するためのコンテンツを作成していることが、Googleに評価されている要因です。

参考:https://bazubu.com/case/berlitz-japan

歯医者が教える歯のブログ

歯医者が教える歯のブログ

歯医者が教える歯のブログは、神奈川県横浜市戸塚区の歯医者「おかざき歯科クリニック」が運営するブログです。
歯に関する情報を正しくわかりやすく発信しています。

コンテンツSEOを行うことで、初月で月間20万PV、5か月後には100万PV、2年後には500万PVを達成したほか、新規の患者さんが月に100名以上来院するようになりました。
歯医者が教える歯のブログは、本職の歯医者さんが執筆しているブログであることから、権威性や信頼性が評価され、ブログが伸びたのだと推測されます。

参考:https://bazubu.com/case/okazaki-dental-clinic

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店は、企業の商品の魅力や、こめられた思いを記事コンテンツで配信する「BRAND NOTE」という取り組みを行っているメディアです。
編集スタッフが、日々の暮らしから生まれる利用者目線のコラムを作成することで、読者が必要とする、身近なコンテンツとなっています。

このようなコンテンツSEOを行うことで、PVは月間1500万、そのうち96%が週1回以上訪問していて、72%が毎日見ているという状態にまで成長しました。
とことんユーザーの利便性に配慮した良質なコンテンツを届けることで、ダイレクト流入とSNS流入を獲得し、メディアのファンを付けたことが成功の要因といえるでしょう。

コンテンツSEOを自分では代行してくれる業者と料金

コンテンツSEOを自分で考えて行うのは難しいと考える方が気になるのが、コンテンツSEOを代行してくれる業者ではないでしょうか?

コンテンツSEOを行ってくれる業者を、SEO代行サービスといって、とりわけ内部対策まで業者側で請け負ってくれるのが特徴です。

SEO代行サービスを依頼するメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • 労力と時間を節約できる
  • 正しいSEO対策ができる

上でも説明したように、コンテンツSEOでは、小手先のテクニックは通用せず、正しい対策を行うには、それなりの労力と時間を要します。
また、その手法には、ある程度の経験値が必要で、一朝一夕に身に付けられるものではありません。

しかし、SEO代行サービスを利用すると、早期に適切なSEO対策を施すことができます。

一方で、SEO代行サービスを利用することには、当然以下のようなデメリットもあります。

  • 商品の特徴を最大限伝えられない
  • それなりのお金がかかる

サイトで販促するあなた自身の商品や、あなたが紹介したい商品は、あなた自身が一番熟知しているはずです。

これを、全て業者に依頼してしまうと、あなたが商品に対して感じているメリットが引き出されないかもしれません。

また、当然ながら、業者に依頼するのにはお金がかかり、具体的には1ページにつき3万円~10万円程度かかるといわれています。

コンテンツSEOの手法では、次々に新しいページを追加することが求められるので、相性は良くないといえます。

まずは、自分でツールなどを利用しながらやってみて、どうしてもうまくいかなければ検討するという流れが良いでしょう。

まとめ

今回は、SEOとは何かから・メリット・デメリット・歴史・施策・手順・効果・事例までわかりやすく解説しました。

SEO対策を行う上で、現在のGoogleのアルゴリズムにおいては、コンテンツSEOの考え方が欠かせません。

多少難しい部分もありますが、施策を講じたときのメリットは大きいので、しっかり対策してサイトの集客に活かしたいところです。

この記事が、コンテンツSEOの手法を理解し、効果的な施策を打つための参考になれば幸いです。

SEO順位があがる 記事作成 オウンドメディア.com

COLOR